診療放射線技師国家試験の攻略法!
こんにちは!
今回は診療放射線技師国家試験の勉強法について書いていきたいと思います。
以前の記事でお知らせした通り、まだ合格見込みですがきっと合格していると信じて書いています笑
(無事合格しました笑)
今回紹介する勉強法は放射線取扱主任者と同じく、割とヒマな人向けです笑
偶然の賜物かもしれませんが、この勉強法で全国模試1位を取ることができました。
なので、何の心配もなく国家試験を受けたいという人は参考になるかもしれません。
国家試験の勉強法としていますが、大学であれば1〜3年、専門学校であれば1〜2(3)年の試験勉強にも関わるので、来年国家試験を受験する方以外も読んでみてください。
では、低学年時の試験勉強の方法から紹介していきます。
試験勉強の方法
各大学、専門学校によって試験の出題方式も範囲も異なると思うので、全てに当てはまるとは限りませんが、多くの場合国家試験の出題方式を模したものが多いのではないでしょうか。
これに当てはまる場合、低学年の試験勉強の時点からその科目の国家試験問題を解いてみることをオススメします。
範囲が広く、授業のレジュメを確認するだけで手一杯という方はそちらを優先した方がいいと思いますが、凝り固まった偏屈な先生でない限り、やはり国試で頻出の重要項目を出題するはずです。
ただ盲目に授業のレジュメなどをまとめ直すという作業はなかなかメンタル的にもキツいですし、結局そんなに覚えられていないという場合が多いのではないでしょうか。
順番はどちらでもいいですが、早いうちに国家試験の問題に触れてみると良いと思います。
もしかすると、「そんなことをしていると過去問を覚えてしまう!」という方がいるかもしれません。
心配しないでください。けっこう忘れます笑
私自身、すべての科目ではないですが国家試験の問題をその科目の試験の前に解いたりしていました。
しかし、4年になって改めて過去問を解いたとき、「あ、この問題知ってる!」という進研ゼミ状態にはなりませんでした。
ですが、どういう問われ方をするかはなんとなく掴めているのでかなり解きやすくなっていると思います。
それに、1回解いて全部覚えられるなら結構なことだと思います笑
効果は人それぞれだとおもいますが、やっておいて損は無いと思います。
続いて、国家試験用の勉強法について紹介していきます。
国家試験の勉強法
国家試験の勉強法についてはかなりシンプルです。
やはり過去問学習が中心になります。
まずは過去問の解き方について説明していきます。
1.過去問の解き方
方法としては放射線取扱主任者の記事でも紹介した通り、一つ一つの選択肢を吟味して何が間違っているのかを細かく見直していくことになります。
過去問題集は医療科学社の以下の参考書を使用しました。
単純に大学の図書館に置いてあったという理由だけで使用していました。
本来は資格試験の参考書はあまりケチらない方がいいと思います笑
自分では使用していませんが、オーム社の以下の参考書は解説が丁寧でとても良いと思いました。
さて、話を戻します。
国家試験の過去問を解いたとき、その理解度によって問題を幾つかに分類できます。
①全ての選択肢の正誤を根拠を持って答えられる
②正答を選ぶことはできるが、他の選択肢のどこが誤りか指摘できない
③幾つか消去できる選択肢はあるが、絞り切れない
④どの選択肢も全くわからない
計算問題などはこれらに当てはまらず、解き方がわからなければただの勘になりますが、大方こんな感じではないでしょうか。
③や④の場合は多くの方が見直しをしっかりされると思いますが、①や②は「まぁ、いいか」と思って飛ばしてしまっていることが多いと思います。
ですが、①や②、特に②の中にはあまり理解できていない項目が含まれることが多々あります。
こんなの簡単だと思った問題でも、偶然覚えていた問題だったりすることもあると思うので、しっかり見直しましょう。
具体的にやり方を説明してみます。
(第70回診療放射線技師国家試験より引用)
こういった問題は見直しがいがあります。
例えば、2が正しいということがすぐ分かったとします。
他のアーチファクトの抑制方法が分かっていなくても2の選択肢が正しいことを知っていれば正解することはできてしまうので、見直しをスルーしてしまう場合もあると思います。
ですが、同じ問題が必ず出題されるわけでもありませんし、全部見直さないともったいないです。
それぞれのアーチファクトの抑制方法を国家試験の問題集や教科書などを参考に見直しておくと良いです。
可能な方はその抑制方法でなぜ抑制されるのかまで理解できるといいですね。
私はあまり理解せずに問題が解けるようになることも全く悪いと思いませんし、どう考えて勉強するかは人それぞれだと思います。
ただ、理解しながら勉強していくと、そんなに興味がなかった分野にも興味が湧いたり、おもしろい!と思えるようになることもあるかもしれません。
これがひどすぎると全然勉強が進まなくなりますが笑(体験談)
もう一つ、私が勉強する上でとても便利だと感じたことについて説明します。
2.電子化のススメ
電子化といっても、紙に書き込んだものをわざわざスキャンするというわけではなく、初めからPDFなどに書き込んでいくという意味です。
これに関しては可能な方のみとなりますが、できるだけ国家試験の見直しなどは紙に書き込むより電子媒体で見れるようにしておくと便利だと思います。
私は書く方が覚えやすいと思ったのでiPad ProとApplePencilを使用することをおすすめしますが、パソコンが楽な人はパソコンでもいいと思います。
紙に書き込むことも良いですが、管理がめんどくさかったり、かさばってしまったりするのでなかなか持ち歩くことは難しいかもしれません。
それに解剖や画像解剖などは特にネットから画像を引っ張ってくることで理解、見直しがスムーズになると思います。
表なども挿入しやすいですね。
電子化しておくことで、見直しを見返すことも非常に有用な勉強法になります。
勉強法としてはこんなとこです。
一通り説明し終わったところで、最後にメンタル的な部分について少し書きます。
メンタルの安定を勝ち取る!
私はかなり心配性です。
直さなければならないなと思っていますが、最近はこれはこれで個性かなと諦め始めています笑
結果的には心配性が功を奏して、かなり余裕を持って国家試験に臨むことができました。
勉強した量というものもちろんですが、個人的には勉強法自体も関わってくるのではないかと思います。
楽観的な人はそこそこ勉強すれば「まあ大丈夫だろう」という精神にもってけるのだと思いますが、心配性の人にはなかなか難しいです(少なくても私は)。
そんな方は国家試験の過去問を必ず通して解き、しっかり点数を記録することが重要です。
参考書の中には問題を精選してあるものもいくつかあり、非常にいいテキストだと思いますが、自分がどの程度できるようになっているか不明確になりがちだと思います。
昔の問題からでも最新の問題からでも構いませんが、過去問を解いて点数が上がっていく過程を踏むことで力がついていること、どのぐらいの点数が取れるかがはっきり分かってくるので、心配性の方でも自信がついてきます。
それは模試でいいんじゃないの?という考えもあると思います。
全国模試は実際の国家試験より少し難しく、受験回数も少ないため過程を追うということができません。
学内で国家試験と同レベルかそれ以上の模試を複数作成してもらえる場合はそれを活用すれば良いと思います。
まとめ
少し取り止めもない感じになってしまいましたが、大体このような感じで勉強を進めました。
私はこのやり方でうまくいきましたが、全ての人に合うやり方とは限りません。
実際、友人は試験が近くなってから精選問題集のようなものを何周もすることでそこそこの余裕を持って合格することができていました笑
なので、このやり方でうまくいかないなと思ったら、早々に別の勉強法に切り替える方が良いです。
誰かの参考になれば幸いです。
ではまた!